俺、梅毒になりました

梅毒に感染した経緯や治療の経過などを報告していきます。

梅毒の治療についてまとめました

梅毒の治療についてまとめてみました。日ごとに記事を追うよりも見やすいかと思いますのでご覧ください。

※私は医療関係者ではありません。この記事は私が経験したこと・感じたことをまとめて記載しております。ご承知おきください。

 

 

梅毒と分かるまで

クラスに一人はいるような真面目っぽいキャラでした。容姿に自信はなく性経験どころか恋愛も経験しないまま社会人に。お金と時間に余裕が生まれたことで今まで抑えていた性に対する興味が爆発。お金さえ払えば経験させてもらえる風俗にのめり込む。定期的にHIVの検査だけはしており、その他の性病に関する知識・関心は皆無。その後、コンジローマができたことで性病検査をし、梅毒であることが判明。治療期間は2017年6月から2018年9月までの約1年3カ月。

自覚症状について

ネットで梅毒の症状について調べてみるとたくさんの例が挙げられていますが代表的なものは

・ばら疹

・しこり

・リンパ節の腫れ

等があげられています。しかし私自身このような自覚症状に気がつくことはありませんでした。実際に出ていたのかすら分かりません。ここが梅毒の怖い点であると思います。のどや性器の腫れ・痛みなどの分かりやすい症状があれば誰しも病院に行こうと思います。しかし、梅毒の場合は腫れ・痛みなどの症状がないもしくは気が付きにくいのです。自分でも知らない間に病状が進行してしまったり、ほかの人に移してしまう恐れがあるのです。心配な性的接触があった方は検査をすることを強くお勧めします。

 病院での検査はもちろん自宅でできる検査キットもあります→性病検査

 ※GMEのホームページへとびます。

治療の開始

2017年5月の検査結果で梅毒に感染していることが分かりました。

その時の検査結果です。

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梅毒定量:RPR法が血液中の梅毒の量を表します。

梅毒定量:TP抗体法が血液中の抗体の量を表します

RPR法・TP抗体法どちらも基準値から非常に大きな数字となっていることが分かります。治療は薬を服用することでRPR法の数値を下げていくことをしていきます。

 

処方していただいた薬は

アモキシシリンカプセル250mg「トーワ」

ビオフェルミンR錠

です。以下が薬局で貰った薬に関する説明です。

 

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アモキシシリンが実際に数値を下げるための薬で、ビオフェルミンはおなかへの負担を軽減する薬のようです。私は医療関係者ではありませんので、詳しい説明はできませんが、直接聞いたところによるとアモキシシリンがおなかの中の良い菌も殺してしまうため、ビオフェルミンでそれを補うのだそうです。一日3回を毎日服用する生活です。

体への影響

これは直接的な因果関係が明確ではないのですが、薬の服用について私が感じた体への影響を記載します。

※下記に記載されているものはあくまでも私が個人的に感じたことです。服用の際に心配なことなどは医師や薬剤師にご確認ください。

 

・高熱は出なかった

 薬の飲みはじめの時期は梅毒の菌が急激に死ぬ影響で高熱がでる、という情報がよく治療サイトに載っていますが、私の場合は出ませんでした。個人差があり、必ずそうなるという訳ではないようです。

・おなかが弱くなった気がする

 乳製品や刺激物は薬の服用中に食べるとその後おなかを下してしまうことがよくありました。ちなみに薬の服用が終わって半年以上経過した現在ではそのようなことはなくなりました。

・肌が弱くなった気がする

 日中に長い時間日の光に当たっていると皮がむけることは前からありましたが、短い時間でも皮がむけたり、頻度そのものが上がった気がします。

 

 数値の推移

検査結果の数値の推移を以下の表にまとめてみました。

 

検査日 梅毒定量:RPR法 梅毒定量:TP抗体法
2017年5月 145.0 6090.0
2017年7月 28.3 3025.0
2017年8月 15.8 1830.0
2017年10月 9.4 1389.8
2017年12月 7.0 1116.6
2018年2月 6.2 922.9
2018年4月 5.3 961.1
2018年5月 5.0 742.8
2018年6月 4.6 729.6
2018年7月 4.2 636.5
2018年9月 2 検査なし

梅毒定量:RPR法が血液中の梅毒の量を表します。

梅毒定量:TP抗体法が血液中の抗体の量を表します

 

2018年7月の検査のあとに薬の断薬を行い、2018年8月の検査結果をもって完治判定となりました。

 

費用について

私は保険適用で治療を受けましたが

〇検査一回当たり1,200円~1,500円くらい

〇薬の代金 4週分で1,000円くらい

でトータルで50,000円くらいの費用がかかりました。

※途中で病院が変わったり、夜の遅い時間帯に受診したりしたこともあったので、若干変動があります。3割負担でこの金額です。

 

病院について

最初に通院していた病院が皮膚科と泌尿器科がある病院

次に通院していた病院が泌尿器科と内科がある病院

に通いました。

 

今後について

完治はしましたが定期的に検査を受け続けようと思います。完治後の数値の変化がきになりますので。また、公的機関が実施している無料検査、自費診療の病院、検査キットの利用などさまざまな検査を自主的に受けてみて、雰囲気や感じたことをブログで紹介できたら、と思います。少しでも検査を受けることのハードルが低くなればなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梅毒検査結果⑪ 2018年9月 完治との診断を得ました

ご報告が遅くなりまして申し訳ありませんでした。2018年9月に採血した結果が分かりました。 

 

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今までの検査結果の用紙と違いがあり若干戸惑いがありますが、RPRの数値が2まで下がったということかと思います。(TP抗体法の検査はしなかったようです)

 

医師から「完治ですね」と言っていただくことができました。

こちらから「今後数値の経過確認は必要ですか?」と質問すると

「もし、心配なら年明け位に念のため検査してみましょう」と言われました。

 

1年以上薬を服用し続けましたが、ひとまず治療の継続はなし、年明けに念のため検査をする、ということになりました。

 

医師から言われた年初はもちろんですが、継続的に自主的に検査を受けようと思います。今回分からなかったTP抗体法の数値の推移も気になりますので…。数値でなく完治して体への影響がなくなることが大切であることは分かっているのですが、やはり体の中に痕跡が残り続けるということがすこし気がかりですので…。

 

こちらのブログに関しましては引き続き検査を受けたら報告を載せます。また、もう少し見やすいように整理をしていこうと思います。

 

 

2018年9月5日 断薬から2週間と少し経ちました

断薬を開始して2週間と少し経過しました。

 

断薬開始初期は完治に近づいて来ているのだと嬉しい気持ちも若干ありましたが、最近は「自分は本当に治っているのか」と疑問に感じることが多いです。

肌に赤い斑点ができているように見え「バラ疹か?」と思ったり、出来物っぽいものができている気がして「体の中でまた梅毒が増えていっているのではないか」という気持ちになったりします。

薬の服用をして1年も経つので自分はもう完治しているだろうと心のどこかで思っていましたが、最近は疑心暗鬼になっています。

よくよく考えてみれば完治をしたから断薬するのではなく、経過を見るための断薬なので、「完治しているかも」と安易に考えることがいけないことなのだと思います。

自分の気にしすぎだといいのですが、完治していることを祈って体に気を遣って過ごすほかありません。

 

また、断薬したあとは普通の食事をしていても何度かお腹を下すことがありました。因果関係は明確ではありませんが。1年以上お腹の中の菌を殺す薬と、それを補う薬を服用していたので、それがなくなるとお腹の中の環境も変わってくるということでしょうか。

 

次の通院は今月9月中旬頃を予定しています。何かありましたらまたブログで報告いたします。

明日 2018年8月19日 から薬の服用が中断となります。

※この記事は医学的な知識に則って記載しているものではありません。あくまで一個人に起こったこと、感じたことを記載しておりますので、ご承知おきください。また、私自身、梅毒治療薬の服用に際して医師や薬剤師から食事に関する指導は一切受けませんでした。

 

前回処方された薬が今日でなくなりますので、明日から薬の服用が中断となります。

1か月後に検査をしてその結果で完治判定か、治療の継続が必要か判断されます。

 

薬の服用が止まることで何か体調の変化があればご報告いたします。

その前に私が服用しているアモキシシリンとビオフェルミンR錠の説明書きを添付いたします。

 

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アモキシシリンには副作用の可能性がありますが、私が経験した限りでは

 

・お腹が弱くなる

・肌が荒れやすくなる

 

です。但し、どちらも薬の服用と明確な因果関係があるわけではありません。

 

・お腹が弱くなる

 以前の記事でも書いた通り、刺激のある食べ物や乳製品を食すとお腹を下すことがありました。

 

・肌が荒れやすくなる

 今まで書いたことはありませんでしたが、2~3時間日の当たりが強いところにいると、翌日以降、肌が荒れることがありました。服用前はなかったと思います。

 

明日以降も引き続き食生活や生活リズムに気を付けていきますが、何かあれば報告をいたします。

 

 

梅毒検査結果⑩ 2018年7月+病院がかわりました

2018年7月11日に採血があり、結果が分かりました。

 

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前回の検査から1か月ほどですが数字が下がっています。

実は諸事情により通院する病院が変わりました。当初1年近く通っていた病院に行くことができなくなり、知り合いの医師を紹介していただきました。しかし、紹介先の医師も「梅毒にあまり詳しくないから」ということでさらに別の病院にいくことになりました。上記に添付した検査結果は2つ目の病院で検査していただいた結果です。病院が変わったので検査結果の書式が変わっています。

 

最初の病院は必尿器科がある病院で、2目の病院は内科、3つ目の病院は再び必尿器科のある病院へと行きました。2件目の病院の先生から「必尿器科の先生に診てもらって」と言われたので。

 

そして本日2018年7月24日、3つ目の病院に行きました。まだしばらく治療が続くのかな、と思っていましたが、

 

「RPR法の数値が安定して8.0を下回っているので、一度断薬してみましょう」と言われました。

 

最初に診察していただいていた医師の方には「数値が固定化されるまで服用しましょう」とおっしゃる方でしたので、少し困惑しました。

ただ素人なりにネットで調べてみて

 ・一年以上服用を続けている

 ・RPR法の数値が治療開始前からかなり下がっている

ということで、うっすらと「そろそろ治療が終わるのかな・・・」とは思いました。

 

2件目の病院に処方していただいた薬がまだ残っているので、飲み切った1か月後検査をすることになりました。次の検査は9月中旬ごろとなる予定です。

梅毒検査結果⑨ 2018年6月+α

2018年6月1日に採血をして検査した結果が判明しました。

 

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前回の検査から2週間ほどしかたっていませんが数字が下がっていました。

数字が完全に固定されたことが確認できるまでは薬の服用を続けることに。

梅毒に関していろいろなネット記事を読んでいますが、私のように1年以上服用している例はほぼ見ません。もう治っているのでは…と思うこともない訳ではありませんが、自分が見て頂いている医師を信じて薬を服用し続けます。RPR法の測定値をできる限り下げたいという思いもありますので。

 

また、以前ブログに書きました、ビオフェルミンR錠を飲まないとどうなるか、ですが2018年5月30日に実践してみました。朝からアモキシシリンのみ服用をしましたが、特別お腹を下す、ということはなく一日過ごすことができました。ちょっとお腹が緩いかな…?と思うことはありましたが。「飲まない=すぐにお腹を下す」と思っていましたが、今回は大丈夫でした。

※あくまでも私個人の感想です。薬の服用は医師・薬剤師の指導の下、自己責任で行ってください。