俺、梅毒になりました

梅毒に感染した経緯や治療の経過などを報告していきます。

梅毒検査結果③ 2017年8月

3度目の検査を受けました。

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治療をはじめてから3か月が経過しました。前回から数値はさらに下がったものの、

依然として完治したとは言えない状況です。

因みに医師曰く、大事なのは梅毒定量:RPR法の方の数値とのことです。

 

TP抗体法の数値は例え梅毒が完治しても数値が基準値以下になることはありません。

完治しても一生梅毒の痕跡は残るということです。

梅毒はどこの病院で診てもらうべきか

※この記事はあくまでも私個人で収集した情報や考え方を示すものです。実際に病院を探される際はかかりつけ医やご自身の判断でお探しください。

 

梅毒の検査・治療をする病院を探すときに自分は下記のフローを取りました。

(都内など、大都市在住者向けかと思います)

 

①大まかな地域を絞る

②梅毒の治療実績についてある程度ホームページ上から読み取れる医院か

③営業時間が自分の通える時間帯か

保険診療保険外診療

 

①大まかな地域を絞る

人の目を気にする私はまずどのあたりの病院にしようか、とある程度地域に目星をつけました。自宅周辺や職場ともある程度距離があるところが私にとっては望ましかったのです。また、梅毒の治療は1回や2回の通院で済むものではないと思いますので、交通費がかかり過ぎてしまうのも負担が大きくなります。まずは地域に目星をつけると良いと思います。

 

②梅毒の治療実績についてある程度ホームページ上から読み取れる医院か

やはり実績のある病院で診察していただく方が安心感があるということでこの点も意識しました。

診察科は性病科、皮膚科、必尿器科あたりになると思います。

Google検索で探す際は「梅毒 病院 地域名」などで検索します。

そこで各病院のホームページを見てみます。そこで梅毒に関する言及やブログ記事がある病院は、梅毒に関心のある先生がいるのかな、とある程度目星をつけることができます。

 

③営業時間が自分の通える時間帯か

前述のとおり梅毒を治療する場合、長期的に通院する可能性があります。

自分が休日の日や、勤務後にも診察しているような病院がベターであると思います。

 

保険診療保険外診療

梅毒に限らず性病関係の病院は保険外診療のところもあります。費用が割高なことがデメリットですが、保険証を提示しない分、秘匿性は高まるのではないかと思います。

私は費用面を優先して保険診療で毎回受診しています。保険診療がどのように所属している会社と繋がっているのか、私は詳しくありませんので気にされる方は別途調べるか、保険外診療を選ばれた方がいいのでは、と思います。

梅毒検査結果② 2017年7月

梅毒の治療を開始して2か月後、2度目の検査を行いました。

 

梅毒に関する様々なホームページを見ると概ね治療期間は8週間までだったので、そろそろ完治しているのかな、と気軽に考えていました。

 

しかし検査の結果は

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前回より数値は下がっているものの、依然として基準値からは高い数値でした。

治療期間はあくまでも目安なのだな…と痛感しました。

梅毒発覚前の自覚症状について

尖圭コンジローマの手術を経て梅毒が発覚しましたが、それ以外の自覚症状には気が付きませんでした。

 

梅毒の症状として典型的なバラ疹なども自分が考える限り全くありませんでした。

私自身容姿に無頓着で、視力が悪く全身をくまなく観察するという事をしていなかったので見落としていた可能性は十分にあるのですが…。

 

梅毒の怖さの一つに自覚症状がない・気が付きにくい、ということが挙げられると思います。

 

尖圭コンジローマを手術した医師によると、コンジローマの原因の一つに梅毒の感染が挙げられるそうです。私の場合は尖圭コンジローマが唯一の自覚症状だったといえるのかもしれません。

 

気になる症状がある方、また症状はなくても気になる性交渉があった方は梅毒検査を受けてみてください。有料のものもありますが、自治体が無料で行っているものもあります。陰性なら安心ですし、陽性なら早期発見が何より大切です。

アモキシシリン服用中に避けている食事

※2018年5月23日追記しました。

※この記事は医学的な知識に則って記載しているものではありません。あくまで一個人に起こったこと、感じたことを記載しておりますので、ご承知おきください。また、私自身、梅毒治療薬の服用に際して医師や薬剤師から食事に関する指導は一切受けませんでした。

 

アモキシシリンを服用するとお腹の中の良い菌まで殺してしまう。そのためにビオフェルミンR錠でお腹の調子を整える。と以前の記事に記載しました。実際私自身、薬の服用によって大きくお腹の調子を悪くすることはありませんでした。

 

しかし、ある食品との組み合わせでお腹を壊してしまうことがありました。

それは

 

・牛乳

・生クリームたっぷりのケーキ

 

です。どちらも夜の出来事だったのですが、薬の服用前後に上記の食品を摂取するとほぼ確実にお腹がゴロゴロしはじめ、お腹を下してしまいました。どちらも大好きだったのですが、今では極力摂取しないようにしています。

 

唐辛子系など、刺激が強い食べ物もお腹を下す頻度が高かったです。仕事の付き合いで激辛ラーメン店に行きましたが、食後1時間くらいで腹痛→下痢となってしまいました。また、辛めのカレーライスも若干ですがお腹を下すことがありました。

 

個人差があると思いますので、一概に「あれは大丈夫、これはダメ」と判断できませんが、薬の服用期間中は刺激的な食べ物は避けた方が無難だと思います。

 

また、一般的に薬と飲酒はNGと言われていることもあり、飲酒も避けるようにしています。私自身付き合い以外でお酒を飲むことはありませんでしたが、服用を機に極力飲まないようにしました。飲み会などで勧められたら「体質上飲めない」や「虫歯の治療中なので…」と言い訳をして断りました。

一度だけどうしても飲酒を断ることができない飲み会があったときは飲酒と服用が3時間は空くようにしていました。どれほど効果があるかは分かりませんが…。

 

体質によって個人差があると思いますので、梅毒治療薬を服用するに際して、心配な方は医師や薬剤師の方に相談した方が良いと思われます。

 

梅毒検査結果① 2017年5月

 

2017年5月中旬

梅毒検査のために採血をした一週間後、再度病院に行きました。

 

抗体検査が陽性なので十中八九、梅毒に感染しているだろうと思いつつ、陰性だといいな、などと考えていました。

 

しかし、診察室に入り溜息をつく医師を前にして私は陽性であることを悟りました。

「大分数値が高いですね。感染から半年は経過しているのではないでしょうか。」

そう言われ検査結果の用紙を見せられました。

 

 

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梅毒定量:RPR法が血液中の梅毒の量を表します。

梅毒定量:TP抗体法が血液中の抗体の量を表します。

基準値と比べると数字が非常に高いことが分かります。

 

ある程度予想はしていたものの、実際に陽性だとつきつけられるとショックは大きかったです。

そして治療のために

①アモキシシリンカプセル250mg「トーワ」

ビオフェルミンR錠

を処方されました.。

 

①のアモキシシリンカプセル250mg「トーワ」はペニシリン系の抗生物質感染症を治療する薬です。

②のビオフェルミンR錠は腸の調子を整える薬です。

 

アモキシシリンによりお腹の中の良い菌も殺してしまうため、ビオフェルミンR錠でそれを補うのだそうです。朝・昼・晩の毎食後、アモキシシリンを2錠、ビオフェルミンを1錠飲む生活がはじまりました。

 

事前にホームページなどで、「服用し始めのころは急激に菌が死ぬことで、発熱する」という文言をよく目にしていましたが、処方される際、医師も薬剤師もその説明はありませんでした。正直、仕事が忙しい時期でもあり、すこし落ち着いてから服用を始めようかとも思いましたが、「早期に治すことを一番に考えなければ」と思い直し、処方されたその日から服用をはじめました。

 

服用開始直後は「ちょっと倦怠感があるかな…?」と思うことはありましたが発熱はありませんでした。この辺りは個人差があるようです。またお腹の方もビオフェルミンR錠のおかげか、下痢になることは特になく、服用前と同じ状態を保つことができました。

 

薬の服用がここから半年以上続いていく訳ですが、毎日3回服用を続けるということは簡単なようでなかなか大変です。朝・晩は自宅での服用となりますが、昼は社員食堂や外食となり、周囲の目が気になります。トイレでこっそり服用する訳ですが、「バレたらどうしよう」という不安が常につきまといます。自業自得であるということは重々承知してはいますが。

梅毒と分かるまで

小さい頃から奥手で人を好きになっても告白をしたり、付き合ったりという発想は持ちませんでした。周囲で恋人ができても、自分にはまだ早いんだろうな、縁遠いなと思っていました。その代わりに勉強や学生生活はそこそこ真面目に過ごしました。周囲からは「真面目だね」と言われることが多く、チャラチャラ系では全くなかったと思います。

 

そんな私ですが、社会人になりお金と時間に余裕が生まれ、それまで抑え込んでいた性に対する興味が爆発しました。そこで恋人でもつくれば良かったのですが、コミュニケーションが苦手で容姿にも自信がない私は風俗に行くことに。はじめての経験を経てどんどんのめり込んでいってしまいました。

 

その後は様々な風俗を利用し、遊んでいました。性病に関しては「HIVにさえならなければ大丈夫だろう」と思っていました。

 たまにHIVの検査だけは受け、そのたびに陰性だったため、「自分は安全に遊んでいるんだ」と変な自信を持っていました。

 

そんな日々を送っていたところある日、陰部に異常が。病院に行ったところ尖圭コンジローマと診断されました。原因はいくらでも思いつくのに、「なんで自分が」とショックを受けたのを覚えています。結果手術を受けることに。

そして2017年5月に尖圭コンジローマの手術をしました。

尖圭コンジローマに関する詳細は別途記載していきます。

 

手術から1週間たち、経過観察のため通院した際、担当した医師から

「梅毒抗体の数値が高かったから専門の病院で診てもらった方が良い」

と言われました。手術前に血液検査をしており、その結果判明。

 

手術が終わって一安心していたことのも束の間、更なる不安に襲われました。

紹介状こそ書いてくれたものの、病院は自分で探すことに。

 

ネットで「梅毒 病院」等、自分で調べまくり皮膚科・必尿器科のある病院に行くことに(大々的に性病科と謳っているいる病院は恥ずかしさもあり、選択肢から外していました)。また、通院しているところを知人に見られたくない、と思い地元や職場の近くではないところを選びました。

 

通院当日。都内雑居ビルに入居するクリニックへ。梅毒検査のために採血をし一週間後に再度来るように言われました。費用は初診料も含め2,000円弱(保険適用)。

 

一週間後の検査結果は次の記事で…